ブンデスリーガー 19~20シーズン 第11節

第11節  注目のB・ミュンヘン対B・ドルトムント戦

今週は今年のブンデスリーガーの優勝にとって大事な試合となる、バイエルンとドルトムントの一戦がミュンヘンで行われました。バイエルンは前節E・フランクフルトに1-5と大敗した責任を取ってN・コバチ監督を解任。前代表チームのコーチだったフリック氏を暫定監督に試合に臨みました。

B・ドルトムントもチャンピオンズリーグ対インテル戦に劇的勝利をして上り調子です。不安材料はロイスとサンチョが故障明けということで出場が危ぶまれていました。さらにここ最近対バイエルン戦は大敗続きです。

一方的な試合に

出場が危ぶまれていたロイスとサンチョはスタメンで出場しほぼベストメンバーです。バイエルンは守備のかなめのズーレが負傷、ボアテングが出場停止と苦しい状況ですが、マルチネスをバックに起用して試合に臨みました。

前半17分 パバールのセンターリングをレバンドフスキーが押し込み先制点を挙げます。ゴール前でフリーになる動き、チャンスをものにする得点感覚はさすがです。

前半47分 自陣から一発のパスでミュラーが抜け出したセンターリング、ニャプリが押し込んで二点目を挙げます。ドルトムントが押し込んでいただけに残念。

後半31分 速攻からまたもミュラーとのワンツーからレバンドフスキーが3点目。

後半34分 ペリシッチの折り返しをフンメルスが自殺点を献上。 試合はこのまま終了。ドルトムントはシュート1本とまさに完敗でした。この敗戦は尾を引きそうです。

レバンドフスキーのすごさ

これでレバンドフスキーはブンデスリーガー11戦で16得点となりました。鼠径部の手術を控えているとはとても思えないほど絶好調です。彼は両足、頭どちらも得意でゴール感覚に優れた万能タイプ、センターフォワードの理想形です。ドルトムントで活躍が認められバイエルンへ移籍。ドルトムントとしては失うものが大きすぎました。ドルトムントはいまだにレバンドフスキーを失った後遺症に苦しんでいます。期待されたオバメヤンも移籍してしまうし、去年活躍したアルカセルも今一つです。この試合もゲッツェをCFにおく苦肉の策で臨んでいます。

ドイツにセンターフォワードは生まれないのか

代表チームでもクローゼが引退してからズーとセンターフォワード問題が続いています。レバンドフスキーのような万能型は稀有な存在ですが、一発のあったフルベッシュやビアホフのような巨漢タイプもいなくなりました。70年代のゲルト・ミューラーのような異能なタイプは絶滅危惧種になってしまいました。体格、体力任せで好成績を残せた時代が続きました。しかし、スペインを中心としたポゼッションサッカーの台頭とともにドイツも不振となりました。ドイツの選手育成の改革、戦術の変更とともに技術・スピードの優れた選手が選ばれるようになりました。ブンデスリーガーの得点上位はベルナー以外は外国人です。しかしベルナーはセンターフォワードタイプではありません。

センターフォワードの重要性

ポゼッションサッカーも引かれた相手に崩して勝つのは難しくなる時代です。かえってカウンターを食らって敗北ということもよくみられます。戦術的にバスケットボールに近くなっているサッカーにとって、バスケットボールのセンターの存在が不可欠なようにセンターフォワードの存在が不可欠になるのではないでしょうか。大きくて、キープ力があって、セットプレイのターゲットになる。そう昔のフルベッシュやビアホフのようなタイプです。時代に逆行しているかもしれませんが、そんな選手がいてくれたら戦術の幅が広がるのではないでしょうか。

ボルシアMGは首位をキープ

首位のボルシアMGはW・ブレーメンを3-1で破り首位を守っています。ブレーメンの大迫は得点した思われましたがVAR判定でノーゴールとされ残念でした。調子は良さそうなので、次戦に期待しましょう。