F35戦闘機は大丈夫なのか

航空自衛隊が採用し配備を進めているF35戦闘機。今年の4月9日青森県三沢市沖135キロの太平洋上に墜落した事故が記憶に新しいところです。

パイロットの遺体の一部と機体の一部が発見されました。墜落の原因がはっきりしないまま訓練が再開されました。F35って大丈夫なんでしょうか?

先日も三沢空港の滑走路に管制官の指示を無視して進入し民間航空の運航の邪魔をするということもありました。

F35は第五世代ジェット戦闘機に分類されるステルス機です。ロッキード・マーチン社の開発で空軍向けのF35A.海兵隊向けのF35B、海軍向けのF35Cの三種類があります。

A型は2006年、B型は2008年、C型は2010年に初飛行しています。航空自衛隊は老朽化したF4ファントムの後継と空母型護衛艦「いずも、かが」搭載用として併せて147機の採用を決めています。

31年度で40機が調達予定で三沢基地が実戦配備の最初の基地となっています。

さて、今年の事故はパイロットの空間失調が原因ということにされていますが、実際の原因は不明です。F35はエンジンが一基です。

航空自衛隊といては単発の戦闘機としてはF104戦闘機以来です。パイロットとしては単発だとエンジンの不調が事故に直結しますので、操縦時に不安がつきまといます。

今の戦闘機は操縦時の姿勢制御のコンピューター化が進んでいます。昔の航空機は飛行中安定した飛行ができるように設計されていました。そのため急な運動をするとかえって機体の安定性が邪魔になりました。

F16が採用したフライ・バイ・ワイヤー操縦から飛行中あえて不安定な姿勢になるように設計しコンピューターを介して姿勢制御して飛行するようになりました。コンピューターの進化とともに考えられない姿勢で飛行できるようになりました。

考えられない姿勢や機動にパイロットが付いていけない状態になっているのではないでしょうか。

いくらGスーツを着てるとはいえ6G,7Gの世界に脳が耐えられなくなるのではないでしょうか。

パイロットの年齢も影響していることでしょう。4月の事故のパイロットは41歳でした。普通ならパイロットしては引退している年齢です。

航空自衛隊もパイロットの高齢化が進んでいるのかもしれません。パイロットの養成には多額の費用と時間がかかります。民間パイロットの不足も深刻です。国はもっとこの問題に真剣に取り組まないといけないと思います。

F35は用途によって3種類の機体があります。アメリカ軍は過去にF111で海・空軍併用で失敗の経験があります。

各軍の要求を満たすために設計に無理が生じて失敗したのですが、F35も同じ轍を踏むような気がします。だいたい機体が美しくない。

過去名機と呼ばれた機体はどれも美しかったものです。ゼロ戦、スピットファイヤー、ムスタングなどなど。

昔は設計者の美意識、個性が設計に現れたものです。堀越二郎、ミッチェル、シドニー・カム、メッサーシュミット、クルト・タンク、ケリー・ジョンソンなど。

現在はチームで設計し、コンピューターで図面を引く世界ですから個性を表出できる訳がありません。

MRJがうまく行かないのは強力なリーダーシップを発揮して引っ張っていく技術者がいないからではないでしょうか。HONDAジェットの成功と対照的です。組織が大きくなってサラリーマン化して売ることが先行して調整型の人間ばかりトップに据えては成功できないでしょう。

三菱の技術力の低下が問題になっています。このままでは新型国産戦闘機の開発も怪しくなってきました。

中国、韓国、北朝鮮と日本を取り巻く環境は厳しくなっています。在韓米軍の撤退も現実身を帯びてきました。国防問題は待ったなしです。

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